僕は24歳の会社員で、同い年の彼女と同棲して1年半になります。
同棲を始めたのは2023年4月。 新しい家、新しい生活にワクワクしていました。
でも、同棲開始からわずか3ヶ月後。 彼女が会社でのパワハラが原因でうつ病と診断されました。
「どう支えればいいのか」 「同棲を続けていいのか」 「自分も疲れてきた」
当時の僕は、毎日そんなことを考えていました。
この記事では、同棲中に彼女がうつ病になった経験と、 1年間支え続けて分かった3つの大切なことを書きます。
同じ状況にいる人、これから直面するかもしれない人の 参考になれば嬉しいです。
同棲開始3ヶ月でうつ病と診断された日
同棲を始めた頃の彼女の様子
同棲を始めた2023年4月、僕も彼女も社会人でした。
彼女は営業職で、僕より1時間遅く帰宅することが多かった。
帰ってくると、いつも疲れた様子。 ご飯を食べて、すぐに寝る日が続いていました。
僕はその時、「社会人ってこんなものかな」と思っていました。 深く考えていなかったのが本音です。
異変に気づいたきっかけ
2023年7月のある朝。
彼女が「会社に行けない」と言いました。
最初は体調不良かと思いました。 でも、彼女は泣いていて、明らかに様子がおかしかった。
その日、一緒に心療内科を受診。
診断結果は「うつ病」でした。
原因は、上司からのパワハラと過度な業務負担。 医師からは「最低3ヶ月の休職が必要」と言われました。
診断された瞬間の気持ち
正直、頭が真っ白になりました。
「うつ病」という言葉は知っていたけど、 まさか彼女がなるとは思っていなかった。
支えたい気持ちはある。 でも、何をすれば正解なのかがわからない。
同棲しているから、24時間一緒にいる。 逃げ場がなくて、お互いにしんどい時期でした。
最初にやった「間違った対応」
空回りした3ヶ月間
診断されてから最初の3ヶ月、僕は完全に空回りしていました。
間違い1: 無理に元気づけようとした
「気分転換に外に出ようよ」 「美味しいもの食べに行こう」
こう言っても、彼女は動けない。
僕は「なんで?」と思っていました。 でも後で知ったのは、うつ病の時は「動きたくても動けない」ということ。
無理に誘うことが、逆にプレッシャーになっていました。
間違い2: すぐに答えを出そうとした
「転職したら?」 「実家に帰る?」
僕はすぐに解決策を提案していました。
でも、彼女が欲しかったのは答えじゃなかった。 ただ話を聞いてほしかっただけ。
これに気づくのに、2ヶ月かかりました。
間違い3: 特別扱いしすぎた
うつ病になってから、僕は彼女に気を使いすぎていました。
- 家事を全部やる
- 彼女の機嫌を常に気にする
- 自分の予定を全部キャンセルする
結果、僕自身が疲れてしまい、 イライラを彼女にぶつけてしまったこともありました。
1年間支えて分かった「本当に大切な3つのこと」
2023年7月から2024年7月まで、約1年間。 彼女を支え続けて分かったことがあります。
1. 無理に元気づけない
一番大事なのは、無理に元気づけないこと。
「頑張って」「大丈夫だよ」は、本人にとってプレッシャーになります。
実際にやったこと
- 「今日はどんな感じ?」と体調を聞く
- 「何かしてほしいことある?」と確認する
- 何も言わずに隣にいる時間を作る
特に効果があったのは、「何も言わずに隣にいること」でした。
テレビを見ているだけ、ご飯を一緒に食べるだけ。 それだけで、彼女は安心していたようです。
2. 答えを出そうとしない
支える側は、答えを出そうとしないこと。
うつ病は、すぐに治るものじゃありません。 焦って解決策を探すより、時間をかけることが大事です。
実際にやったこと
- 彼女が話したいときは、ただ聞く
- アドバイスを求められたときだけ答える
- 「ゆっくりでいいよ」と伝える
僕は最初、「早く治ってほしい」と思っていました。 でも、これが逆にプレッシャーになっていた。
「焦らなくていい」と伝えるようになってから、 彼女の表情が少しずつ柔らかくなりました。
3. 普段どおりの生活を続ける
普段どおりの生活を続けることが、一番の支え。
特別なことをするより、いつもの日常を保つ方が大事でした。
実際にやったこと
- 朝起きたら「おはよう」と声をかける
- ご飯は一緒に食べる(彼女が食べられなくても)
- 休日は家でゆっくり過ごす
僕は最初、家事を全部やろうとしていました。 でも、彼女は「自分が何もできない」と感じていたようです。
少しずつ、彼女ができることを増やしていきました。
- 最初は洗い物だけ
- 次は洗濯物を畳む
- 最後は一緒に料理をする
小さなことでも、「できた」という感覚が回復につながったようです。
彼女の回復までの経過
休職から3ヶ月(2023年7月〜10月)
この期間は、ほとんど家から出られませんでした。
- 1日の大半をベッドで過ごす
- 食事もあまり取れない
- 会話も少ない
僕も「このままで大丈夫かな」と不安でした。
休職から6ヶ月(2023年10月〜2024年1月)
少しずつ、外に出られるようになりました。
- 近所のコンビニに行ける
- 散歩ができる
- 食事も普通に取れる
この頃から、彼女が「やりたいこと」を話すようになりました。
休職から9ヶ月(2024年1月〜4月)
「歯科衛生士になりたい」と言い出しました。
昔から医療系の仕事に興味があったこと、 人と関わる仕事がしたいと話していました。
僕は最初、「大丈夫かな」と思いました。 でも、彼女の目が輝いていたので、背中を押しました。
現在(2024年10月〜)
彼女は会社を退職し、歯科衛生士の専門学校に通っています。
毎日楽しそうに勉強していて、 以前のような疲れた表情は見なくなりました。
同棲していたからこそ、 回復までの変化を近くで見られたのは事実です。
支える側も限界がくる|自分のケアも大切
支える側も消耗する
うつ病の人を支えると、支える側も消耗します。
僕も、途中で限界を感じたことがありました。
実際に感じたこと
- 常に気を使って疲れる
- 自分の時間が取れない
- イライラしてしまう
- 「自分も逃げたい」と思う
これは、決して悪いことじゃありません。 誰でも感じることです。
自分のケアもしていい
僕が途中で意識したのは、「自分のケアも大切にする」こと。
実際にやったこと
- 週に1回は友人と会う
- 趣味の時間を作る
- 一人で外出する
最初は「彼女を置いていくなんて」と罪悪感がありました。
でも、自分が元気じゃないと、相手も支えられない。
彼女も「一人の時間があった方が楽」と言ってくれました。
同棲中にうつ病になったカップルへのアドバイス
1. 一人で抱え込まない
支える側が一人で抱え込むと、必ず限界がきます。
- 家族に相談する
- 友人に話を聞いてもらう
- 必要なら専門家に相談する
僕も、途中で彼女の家族に相談しました。 それだけで、かなり気持ちが楽になりました。
2. 完璧を目指さない
完璧に支えようとしなくていい。
- 家事は手を抜いてOK
- たまには外食でもOK
- イライラしてもOK
完璧を目指すと、疲れてしまいます。
3. 時間をかけることを覚悟する
うつ病は、すぐには治りません。
僕たちの場合、回復までに約1年かかりました。
焦らず、ゆっくり進むことが大事です。
まとめ: 同棲中にうつ病になっても支えられる
同棲中に彼女がうつ病になった経験から、 僕が学んだことは3つです。
- 無理に元気づけない → 隣にいるだけでいい
- 答えを出そうとしない → 時間をかけることが大事
- 普段どおりの生活を続ける → 特別なことをしなくていい
そして、支える側も自分のケアを忘れないこと。
同棲は、楽しいだけのイベントじゃない。 相手の弱い部分とも向き合う覚悟が必要です。
でも、それを乗り越えたとき、 2人の絆は確実に強くなります。
この記事が、同じ状況にいる人の 少しでもヒントになれば嬉しいです。


